教育方針からは、いまいち読み取れないのも事実ではあるが、しかし…。

京都大学総合博物館准教授、塩瀬隆之氏が行った草潤中学校の開校除幕式・内覧会でのスピーチに、感銘を受ける。

「学びの選択肢がたくさんある」ことです。好きな場所で学ぶことができたり、好きなことを学ぶことができたり、学ぶ内容を選べたり、さらには学びの設計図である「時間割」を先生と一緒につくることができる学校こそが、子どもたちにとって本当によい学校なのではないか、と思うようになりました。

中略

子どもたちが持っているのは「学習権」です。学びたいと考えたときに、学んでいいという権利です。義務を負っているのは大人で、その子どもたちが学びたいと言ったときに、学ぶ方法すべてを提供しなければなりません。教室の中に、正方形のタイルのようにまっすぐ並ぶことのできた子だけが学んでいいという、そういう条件付きの学びではなく。子どもたち、いつ、どこで、だれと、なにを学びたいのか、そのすべてを選んでもいいはずで、その環境を提供できることこそが、大人に課せられた使命だと思います。

もともと学校嫌い(大学も出たけれど)の私にとって、この言葉の数々は沁みた。
このようなことを考えてくれる先生に、子どもをあずけたい。

長男が4月から小学生で、今週入学式を控えているが、長男が通う市立の小学校には教育方針というものすらなさそうで、愕然としている。市のページにも、教育委員会のページにも、小学校のページにも、載っていない。
今更である。しかもこの学区の学校は嫌だなと思っても、引っ越すのはこれまた大変。保育園問題もあるし、引っ越すにあたって夫を含め家族の意見をまとめる必要がある。
ただ、教育方針というものが載っていないので、嫌だと思うことすらない。なんのポリシーもなく教育しているのか?そんなバカな。謎すぎる。

小学校だからそんなもん?

教育方針って堅苦しかったり、形式として載せるだけで実情と伴っていないこともあるだろうから、(そこら辺は企業理念とかにも言えるかも?)それが全てではないんだけど、それでもやっぱり知りたい。

長男の行く小学校は、戦後に開校され、当時はどんどん生徒数も増えていったが、昭和54年にピークを迎えて以降減少し続けているという市立の小学校。駅近の小学校は人数がかなり増えているようなので、駅から距離があるという理由で減っていると考えられる。つまり、住むのに人気のないエリアなのである。
だから住居費は安く済む。(私でも住める)
駅近の価値がぐんぐん上がる中、山手なので、特に坂がネックで敬遠されるのだろう。

少ない人数ゆえ、いいこともある。それは広いこと。多くの人数を許容するスペースがあるので、グラウンドでものびのび遊べる。山がすぐそこなのでちょっぴり空気もいい。塾やコンビニや飲食店などがないので(あるのはちっちゃいスーパーぐらい)(駅まで降りないといけない)、ちょっと田舎風でもある。
一応、悪いことばかりではない。

でも、やっぱり思う。

教育方針なんて気にする人は少ないのかもしれないけれど、せめて校長ぐらいはメッセージを出そうよ、と。

そして、こういう学校にする!ということを発信して、公立だからと与えられた教育をただこなすのではなく、新しい取り組みや先生方の考えを反映した取り組みを行ってみて欲しい。

もし、いろんな取り組みをすでにしているのであれば、発信して欲しい。
何もしていないのであれば、して欲しい。
情報化社会と言われる中、な〜んにも情報がない。

もしかして、親に意見を言わせないことが狙いなのか?

知らないと、言えないから。

先生も親も話し合って、試行錯誤して、作り上げていく教育があってもいいんじゃないか。別に、全て新しくしろとは言わないし、今までのいい部分は残せばいい。新しくやっても、違うなとなったら、やめたらいい。

そして、もし明確に打ち出した教育方針のもと、いろんな取り組みをして、子どもたちが生き生きとするようであれば、不人気エリアであっても、人は戻ってくると思う。

結局、教育に力を入れず、子どもを大切にしない地域(国)は発展しないのだから。

公立だから、先生方もどうせ何年かで異動になるし、そこのエリアに思い入れはないのかもしれないけれど。

以前は仕事で、私立の小中高大の広報のお手伝いをすることが多く、私立はそれぞれカラーがあり面白かった。創設者の想いを汲み、どのような教育が子どものためになるのかを考えている学校が多く、仕事をしながらも、ここの学校に子どもを入れたいなと思うこともあった。(実際は費用や距離の問題で検討すらしていない)(手厚すぎたり過保護な感じの学校もあんまり好きじゃない)

でも、教育方針にとらわれて、はみ出すことを許さないことになるのであれば、やっぱり教育方針なんていらないかな。

この学校ではこんな風に子どもたちを尊重しています、っていうような内容の方針を出してくれたらいいのかも?

現状について、あまり嘆いてもしょうがないので、学校で教わらないことを、家族や地域で教えたいなと思いながら、長男には色々と話をするようにしている。

のんびりとした小学校らしいから、それでいいっちゃいい。(こうやってゆるく生きている私…)
自分の興味を広げて欲しいな。


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ABOUTこの記事をかいた人

夫と子ども3人の家族5人で神戸で暮らしています。 アロマテラピー検定1級、AEAJアロマテラピーアドバイザー。 趣味は寝るコト外で遊ぶコト。 シンプルな生活、エコ、農業、建築や旅に興味あり。 日々のことを徒然と書いています。