食用のオリーブオイルはよく使うけれど、美容にはあまり使わないという人が多いのでは。
オリーブオイルは手に入りやすく、アロマテラピートリートメントでも良く使用されます。
オリーブオイルを美容に使う際の効能についてまとめました。
乾燥肌や敏感肌におすすめ
オリーブオイルに多く含まれるのは、人の皮脂に似た成分のオレイン酸。
オレイン酸は、保湿力に優れ乾燥から肌を守ってくれます。
またオリーブオイルに含まれるその他の成分には、潤いやハリを与えてくれるものも。
低刺激のため、敏感肌でも使いやすいオイルです。※
少し粘度があり、浸透もゆっくり目なので、オリーブオイル単体でつけたすぐは肌にオイルが残っている感じがしますが、徐々に浸透していきます。
※敏感肌の方はパッチテストをしてからの使用をおすすめします。
パッチテストの方法
腕の内側など目立たないところにオイルを少し付けます。
絆創膏を貼り、30分〜1時間程度放置します。
炎症やかゆみなどがなければ更に2日、洗わずに経過観察します。
何も異変がなければ、使用しても大丈夫です。
炎症やかゆみなどの異常が生じた場合は使用を中止してすぐに洗い流してください。
使用にあたって
使い方としては、髪のパサつきや爪の乾燥に少量のオイルを馴染ませるのがおすすめです。
肌のトリートメントをする際は、伸びのいいオイルとブレンドしてから使用しましょう。
手作り石鹸に使用すると、洗浄力のいい石鹸ができます。
コリを軽減させる効果も期待できるらしい
オリーブオイルは筋肉を鎮静させると言われています。
コリや疲労感が気になる箇所やスポーツ後の筋肉疲労に、スイートアーモンドオイルなどの伸びのいいオイルとブレンドし、優しくマッサージしてみましょう。
DATA
抽出部位:果実
科名:モクセイ科
主要成分:オレイン酸(60〜80%)、パルミチン酸、リノール酸
酸化速度:比較的ゆっくり
●作用/用途
保湿力に優れたオレイン酸と肌の水分保持力を助けるリノール酸を多く含んでいる。βカロテンやビタミンEも豊富のため、肌に潤いを与える作用が期待できる。
日焼けによる炎症、ほてりを沈静させる作用、打ち身や打撲の痛みを緩和する作用があると言われている。
未精製のものは栄養価が高い一方で、色や香りが強く質感も重いため、他のオイルとブレンドするのがおすすめ。
●豆知識
古代エジプトの時代にクレオパトラが美貌を保つために使用していたとも言われている。
保存は常温、暗所で。
※こちらの情報は一般的な成分の性質を述べたもので、必ずしもここに記載された働きをするとは限りません