坂の上に住んで感じたメリットとデメリット

わたしは現在、坂の上のマンションで暮らしています。
中古の分譲マンションを6年前にリノベーションしました。
階段なしの4階です。
今の住処に決めた当時は、夫婦二人だったので(妊娠中ではありましたが)、子供が生まれてからのことをイメージしきれていなかったと感じています。

6年経ち、改めて坂の上での暮らしについて感じたことをまとめてみました。

坂の上のマンションに決めた理由

決めたのは、最寄駅から北へ徒歩15分(下りだと12分、上りだと18分)といったところにある分譲マンション。

条件は下記で探していました。

・夫婦ともに通勤にトータル1時間以内、電車の乗り換えなし
・夫の実家から30分程度
・物件価格2,500万円の上限を超えないこと(+リノベーション費を予定のため)
・パッとみた感じで、なんとなく嫌な気持ちがしないこと
・70m2以上
・うるさくない、街自体が小綺麗
・最寄駅からバスで10分以内、最悪歩ける

室内の設備については、リノベーションを前提としていたので、多少古くてもボロくても気にしていませんでした。

これらの条件に合ったのが、今の物件です。

予算オーバーの物件であれば、駅近でも広いマンションも、なんなら一軒家も選びたい放題でしたが(当たり前)、なんせ予算には限りがあります。

さらに、街の雰囲気も大事でした。
具体的には、夜でもガヤガヤピカピカしている都会的な街ではなく、ちょっとのんびりしたまち。これから作られる新しい団地ではなく、個性のある家が並んでいるようなところ、そして背伸びしなくても暮らせるところが希望でした。
若い世代もお年寄りの方も一緒に暮らしているようなイメージです。

(以前梅田近辺に住んでいて、便利で刺激的で楽しすぎたのですが、その分疲弊している自分も感じていました)
(団地で同世代が多いと、比較してしまうのではないか、価値観が偏るのではないか、という懸念がありました)

更にいうと、窓を開けるとすぐ横に隣の家の窓や壁、というのを避けたいというのも希望でした。

予算内でピックアップし、何軒か見に行って、ココだな、と思ったので今の家に決めたのですが、ちょっとだけ懸念されたのは、坂の上だってことでした。

坂の上だからこその眺望

条件には合った今のマンションですが、坂の上だから不便かなと頭をよぎりつつ、それでも決定打となったのは坂の上だからこその眺望でした。

坂の上なだけあって、眺望は抜群。
ルーフバルコニー付き。

ルーフバルコニーについては、良し悪しがあり、不要な人には全くもって不要かと思いますが、我が家の場合は、あって良かったです。

(さっと外に出れたり、お布団を干せたり。)

坂の上という不便さに、眺望の魅力が勝ちました。

坂の上のデメリット

でもやっぱり、坂の上というのは、苦労もあります。

①坂道はとにかく足にくる。高齢になった時の手段も考えておく必要あり。

上り坂は結構しんどいことは予想がついていたけれど、
下りは下りで膝にくるのが盲点。

今はまだ30代なのでいいですが、下りの時こそ、
足腰を痛めそうな予感です。
同じマンションの多分70代のおばあちゃんは
足を悪くされていて杖がないと歩けないので、
タクシーをよく使われています。
(駅からワンメーターなのが救い)
多分60代のおじいちゃんは、
テニスをやっていて今もお元気ですが、
フラットな駅近に移るか迷うよね、とのこと。

高齢になった時や足を悪くした時は、住み替えの検討が必要になりそうです。

②ベビーカーを押すのが難しい。幼児は転びやすい。

まだ満足に歩けない1〜2歳はもちろんですが、4歳ぐらいまではしょっちゅう転びます。
特に下り坂。子どもはよく転ぶのに走るんですよね…。ベビーカーは坂を上り下りすることをあまり想定されていないので、ブレーキがなく危険。上りは想像通り、めっちゃしんどい。
(13キロの3歳を乗せて坂道を上って筋肉痛になった経験あり)

ちなみにママの必須アイテム?である電動自転車も、ある程度の坂道まで。子どもを乗せて、急な坂道は危険です。
(我が家は電動自転車を使うのは断念しました)

③雨の日は滑りやすい。雪の日なんて…!

雨の日の下り坂は結構危険です。マンホールとか滑ります。(特に子どもは)
とはいえ、転ぶほどのことはそうそうありません。
でも雪が積もると、絶対に転ぶ自信があります。
幸い、わたしの住んでいるエリアは雪が積もりません。
年に1回積もるかどうか。
雪の積もるエリアなら、坂の上の家は確実に選ばないですね。

④土砂災害の可能性があるところも

坂の上ということは、大体山を切り開いてあるので、少なからず土砂災害のリスクはあるかと思います。我が家は土砂災害警戒区域には入っていませんが、近くには警戒区域の場所もあります。
豪雨が増えてきているので、地盤の不安定な場所は避けた方が良いですよね。

⑤ヒールが高い靴はきつい

ヒールの靴がマストな人には、坂は向いていません!靴にも足にも負担がかかります。
わたしは普段はスニーカーかフラットのパンプスで、セレモニーやよほど気合の入った時しかヒールのパンプスは履かないのでデメリットというほどではないのですが、毎日おしゃれしてヒールも欠かせないという人には、靴がすぐ痛んだり、ちょっと足がしんどいかと思います。

わたしが思うデメリットは割と、車移動であれば解決するものが多いです。
がしかし、我が家は車を所有していません…!車を所有しない人や、高齢で車の運転ができない方などには、まあまあ厳しい環境です。

坂の上のメリット

一方で、メリットももちろんあります。

①ちょっとだけ涼しい

夏は、駅近よりもちょっとだけ涼しいです。
風通りもいいです。
クーラーをつける頻度は減りました。

②眺望

先ほども述べましたが、眺望はやっぱり魅力的です。
タワーマンションが人気なのも、充実した施設やセキュリティ、サービス以外に眺望がいいというのもあるのではないでしょうか。

わたしが気に入っているのは、空がよく見えるということです。
日中は飛行機を見たり雲を見たりして、夜は星や月を見たりしています。

ちょっとボーッとするのに、遠くを見るというのは最適です。

③ちょっと安い

これは坂の上のメリットとはちょっと違いますが、フラットではないため、どうしてもちょっと不便な部分があります。なので、物件価格が少し手頃なことが多いです。
そもそも坂道ということは、駅からちょっと距離があるということでもありますが…。

④風情のある坂もある

長崎や尾道のように、情緒たっぷりの坂の町もあります。
わたしは長崎も尾道も大好きです。

今住んでいるところは、そういう情緒たっぷりな雰囲気ではなく、
もっと現代風のまちなので、ちょっと淡白ではありますが、
それでも、スーパー帰りに見下ろす景色を見てしみじみすることはあります。
この坂道を子ども連れて上り下りしたな〜と振り返る日が来るんだろうなと今から想像して胸がギュッとなります。

↑ちょっと風情がある風の場所もありますよ。

⑤浸水の心配が少ない

夏になると、浸水被害のニュースをよく見るようになりましたが浸水リスクは坂の上に住んでいると少なめです。水は下に流れていくので、浸かることはよっぽどでない限りないのではないでしょうか。
川が近くにあると別ですが…。川が氾濫すると浸かるので。
水に浸かると、家財道具一式がダメになったり、不衛生ということで家全体のメンテナンスが必要になったりと、とにかくとっても大変なので、このリスクが少ないのは嬉しいところだと思います。

あと強いていうなら、坂道なので足腰が鍛えられます。車移動が多いと別ですが、そうでなければ毎日が運動なので、ちょっぴり健康的です。

(実際わたしは体力がつきました。子供を抱えて坂を上り下りするので…!)

もう一つ強いていうなら、買い物が面倒なので、買いすぎません。
更に言うと、坂道を急ぐことはできないので、スローなライフスタイルになります。余裕を持って動くようになると言うか。坂道だからと言うか山が近いからですが、我が家では鳥もよく見かけます。

↑昨日ベランダに鳥が来たので必死で撮影するもボケている

まとめ

魔女の宅急便に出てくる町に憧れたり、尾道への移住を結構本気で考えたりするようなわたしにはデメリットよりもメリットの方が勝ちましたが、おそらく坂の上の物件に価値を感じるのはこう言っては何ですが、ニッチなタイプだと思います。不便を喜んで引き受けるタイプなので…!

便利で楽なのがいい、足腰しんどい、という方は、断然駅近のフラットな物件をお勧めします…!

どこも一長一短なので、結局は自分に合ったところが一番、ということですね。

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ABOUTこの記事をかいた人

夫と子ども3人の家族5人で神戸で暮らしています。 アロマテラピー検定1級、AEAJアロマテラピーアドバイザー。 趣味は寝るコト外で遊ぶコト。 シンプルな生活、エコ、農業、建築や旅に興味あり。 日々のことを徒然と書いています。