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執筆者の写真kayo

仕事が老いを緩やかにする気がしている。

今まで難しかったことが、何回もやっているうちに簡単にできるようになっていく。

私は企画に対して冊子のページ構成を考えたり、サムネをひくことに抵抗がなく、割とサクサクとできるようになっている。取材して記事にすることも、最初の頃を思うと、格段に簡単になった。

クオリティが高いものにしようと思うと時間はかかるし、正解はないものなので、悩んだりもするんだけれど、以前の自分よりはスムーズな仕事ができていると感じる。


最近は、動画の構成案を考えることが多くなっている。私にはまだ少し難しい仕事なので時間もかかるし、勝手がわからない。想定外のことも起こるし、動画編集部隊と情報を共有したり、編集に対しての指示出しをすることに不足があることがある。数をこなさないといけない段階なんだろう。もっとやっていったら、慣れる気がしているけれど、時間がかかるからたくさん仕事はできない。ナレーションを書くのも、案外難しい。うまく回せるようになったら、Youtubeの動画配信をしたがっている長男と何かしてもいいのかもなと思ったりするけれど道のりは遠そうな現状である。(長男はノーアイデアで特技もないので何を配信するのか謎すぎるけれど)


さらに、今年に入って経営に関係するようなところへ着手し始めた。フリーランスなので、自分の働きに対しては管理しているけれど、会社の経営となるといくら小さい会社でも勝手が違う。ただコマとなって動くわけではなく、お金の試算やブランド戦略の組み立て、人員の配置や採用などに関わり始めて、毎日が課題だらけ。本当に難しい。この辺の仕事はする機会がほとんどなくて、会社員だった時もリーダーレベルでちょっと後輩の面倒を見ることしかしてきていなかったので、もっと大きな範囲を見るとなったときに何が大事なのかすら分からなくなってくる。経験がなく手探り状態。優れたビジネス本はたくさんあるけれど、どれを参考にして実践するのかの見極めも、非常に頭を使う。資金との兼ね合いもあれば会社の目指す方向性もそれぞれ違うので、一概に当てはまらないことも出てくる。実践して結果が出なかったら、検証して再度違う手をうつ。止まっている暇なんてない。すでにうまく回っている組織なら違うのかもしれないけれど、なんの課題もない組織なんてきっとない。

この経験は自分が起業して会社を立ち上げることになったときや、他の会社の経営立て直しにも役に立つはず。


もうアラフォーだから社会経験が少ない人がする仕事ではなくちょっと難しい仕事にチャレンジしたいけれど、いざやるとなると、プライベートな時間なんてないぐらい大変で、育児と家事と両立することはどうやったら可能なんだろうかと不思議すぎる今日この頃。脳みそがずっと動いているので、とにかく疲れる感覚がある。


これは私がしたかったことなのか?


ゆとりのある暮らしでのびのび楽しいことをしたかったのでは?


時々、ふと我に返るけれど、なんだかんだこの生活が気に入っていて、楽しいのも事実。


そろそろ年齢的にいろんな部分が衰えてくるけれど、仕事をしながら老いに抗いたい。

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