冬の果物といえば、みかんですよね。 みかんを食べ終わった後の皮を捨てる人がほとんどだと思いますが、みかんの皮を干すと意外と色々と使えて便利ですよ。
みかんの皮を干したものは漢方でいう「陳皮(ちんぴ)」
中国では主にマンダリンオレンジの皮を使いますが、日本ではウンシュウミカンの皮で代用されます。咳を鎮めたり、食欲がないときに効くと言われていることから風邪の時などに粉状などにされて、薬として使われてきました。
よく言われている効能 ・抗酸化作用 ・リラックス効果 ・血行促進 ・咳や喉の痛み軽減 ・健胃作用
こんなに効能があると知ると、みかんを食べた後、捨てるのがもったいない気持ちになりませんか?
陳皮の作り方
どうやって作るのか、それはとっても簡単です。ほぼ干すだけ。
陳皮の作り方 1、ヘタを取ってみかんの皮を洗います。農薬やワックスをできるだけ取るためです。ヘタの方は特に農薬が溜まりやすいので丁寧に洗いましょう。 2、洗ったみかんの皮の水気をきり、ざるや網に重ならないように広げます。 3、天日干しにしてカラカラにさせます。1週間程度が目安です。数ヶ月干しても構いません。夜は家の中に入れることをおすすめします。
※中国の陳皮はカラカラにした後、一年以上経過したものを言います
カラカラになったみかんの皮は、湿気を吸いやすいので、ガラスの密閉容器に入れて保管しましょう。もちろん、すぐに使って問題ありません。
使い方①お茶にする
お茶にするときは、ミキサーやすり鉢で粉状にします。カップ1杯に小さじ1杯程度とお湯を入れ、3〜4分蒸します。甘みが足りなければ蜂蜜などを入れても美味しいです。はちみつみかんは、風邪のひきはじめに飲むとポカポカして休まりまよ。喉の痛みが軽減されるかも。紅茶に入れるのもおすすめです。
使い方②薬味やスパイス代わりにする
薬味にする場合も、粉状にして使います。スパイス の一種として考えて使ってみましょう。 ・お茶漬けに入れるとほんのりみかんの香りが上品 ・ドレッシングに使うと少し柑橘系の風味が出る ・一味に足しても美味しい ・クッキーに混ぜるのもあり ・たまにはいつものお味噌汁やお吸い物に入れる (ゆずの代わりみたいなもん)
使い方③お風呂に入れる
オーガニックのみかんじゃないからどうしても農薬が気になる、食べるのはちょっと…という人には、お風呂に入れるのがおすすめ。陳皮には、「リモネン」という香り成分が含まれており、リラックス効果があります。血行促進作用もあるので体も温まります。 ネットに適量入れてお風呂に入れるだけです。寒い日にやってみてください。お風呂上がりもあたたかさが持続します。
※肌の弱い人は刺激になるかもしれないので注意しましょう
その他
ちょっとした油汚れを取るのにも使えます。陳皮で汚れを擦るだけ。 粉末にした陳皮が残ってしまったら、肥料にしてみるのもありですね。
…
思ってる以上に使い道があったのではないでしょうか?丁寧な暮らしの第一歩。身近にあるもので楽しく健康に暮らしましょう、
私はみかんの皮だけではなくて、野菜もキノコも傷む前に、干します。 先日梅干しを作った話もしましたが、干したがりなので竹ザルが重宝しています。
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